2016.05.10
ファッション業界で「独立」という選択肢
S-styleでは現在イメージスタイリストの養成講座やオーダースーツフィッター開業支援を行っています。
百貨店に8年従事、独立し個人で活動し始めてから3年目。
その中で感じたのはファッション業界で勤めているの大半は入ってくる情報が極端に少ないと思います。
少なくとも私はそうでした。
休みは基本平日休み。その為会う人が限られていて、数少ない友人と飲んだりのんびり過ごすなどが多く、何かの交流会やコミュニティーに
参加することは全くない。また仕事の上でもお客様以外では、同僚やアパレルの取引先の方がほとんど。
他の百貨店の方と数名繋がっているだけで周りからは人脈があると思われる程。
今考えるとなんと狭いコミュニティーだったのかと唖然とします。
私は意を決して、参加したパーティーがきっかけで「独立」という選択肢が生まれ、その後出会った「イメージコンサルタント」という仕事により
独立を決意しました。
元々百貨店に勤めていたにも関わらず「イメージコンサルタント」という仕事は知りませんでした。
それまでファッション業界で独立するとなると「デザイナー・ショップ、ブランドを構える」程度しか思いつきませんでした。
初期費用を含めコストがかかり成功する可能性も低い。
ただイメージコンサルタントは初期費用やランニングコストもかからない。
まだまだ知名度が低く男性イメージコンサルタントはほぼ皆無であったが、裏を返せばやり方次第ではうまくいく可能性もある。
チャンスがある。
それに気づき独立出来る!と思えました。
実は元々独立は1%も考えていませんでした。
独立は優秀な方がすること。何の表彰や成績もあげていない自分が出来るわけがない。と
それが一つの出会いにより、考えが変わり一年足らずで会社を退社し、独立の道を選びました。
ファッションは好きだけど、アパレルの販売を長く続けられる自信がない、もしくは販売職はやりたくない。
それはキャリアプランが描きづらい、収入が上がらない。から
この様な理由で辞めてしまうのはとても残念です。
必ずしも独立することがいいとは思いません。
会社に属していた方が福利厚生や最低限の収入があり、組織の中での働き方、考え方など身に付きます。
独立してからも大変なことは多々あります。
ただ企業の中でもがきよりやりがいを求めている人には、一つの選択肢として、「個人での働き方」を知っておいてもらえたらと思います。
そして休みの日からでもいいと思うので、自分自身の成長のためにも外の世界に触れてもらいたいです。
今後大きな目標が私にはありますが、ファッション業界を盛り上げるために「新しい働き方」について広めていきたいと思います。
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