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スーツの襟幅を決めるポイント


ラペル幅

ご自身が着られているスーツやジャケットの「襟の幅」を意識されたことありますか?

何となく太い、細い。くらいは感じているかなと思いますが、私がオーダーで仕立てる際は5mm単位であらゆる情報をもとに決めています。

S-styleで行っている外見のブランディングや印象形成において襟幅は重要な箇所でもあります。

 

襟幅はネクタイの太さと合わせると良い。というセオリーがあり多くのテーラーが意識しています。

 

また幅が細いと若々しい、スタイリッシュ。
太いと貫禄が出て信頼感が増します。

 

それだけでは決まりません。

それに加えて様々な判断材料があります。
着用される方の職業、ポジション、年齢、使用シーン、与えたい印象。
更にスーツスタイル、顔の大きさ、肩幅の広さ、体格、骨格などを加味します。

 

*スーツのセオリー
*用途に相応しいもの
*顔立ち、体格に合うか

 

これらを総合的に判断した上で決めていきます。
・ノッチドラペルorピークドラペル(上向きの襟)
・幅6cm~10cm(パターンオーダーのお店では襟幅は変更出来ません)

 

例えば画像の様に同じジャケットを着ていても着用される方により似合うか否かが異なります。

上にとんがっているピークドラペルでかなり幅も広いタイプです。

「信頼感と華やかさ」が増す襟型です。

上の方はとても似合っています。

 

ただ下の方はいかがでしょうか?

・・・なんだかしっくりこない。

それは、サイズ感が大きいことに加え、顔立ち、肩幅の広さ、体格(細い)に対して、襟が太すぎてしまいバランスが合っていないからです。

すると本来与えたい信頼感や華やかさというのはかえって感じられなくなってしまいます。

なので、スーツのセオリーだけで作るとしっくりこないのです。

 

襟一つ取っても多くの要素を加味した上でベストな物を選択しています。

イメージブランディングスーツはただ単にお洒落なもの、カッコイイもの、トレンドのものを仕上げるわけではありません。

あらゆる理論や観点からその方に似合い、かつブランディングに相応しいスーツを仕上げていくのです。

だからといってお客様は上記の知識やブランディングが固まっていなくても全く大丈夫です。
むしろある方の方が稀です。

 

通常のスーツ屋さんではご自身が選択をされることがほどんどです。

S-styleでは、お医者さんと同じ様に全てヒアリングをした上で相応しいものを診断した上でこちらからご提案するのでご安心ください。
なので、オーダーを初めてされる方も多々いらっしゃいますが、お任せでもその方が求めているものを表現することが出来るのです。

 

オーダーで作られた方もどれだけテーラーさんが明確に答えられるか、意図して作られているか、聞いてみると新たな発見があり面白いかもしれません。

その際のポイントは3点です。

*スーツのセオリー
*用途に相応しいものか
*顔立ち、体格に合わせているか

 

 

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